ダイイチ株式会社 代表取締役社長
熊谷貴夫さん

ここ数年、久しぶりにお逢いすると、多くの方に「また痩せた？」と心配されます。6年前より17kgも減ですが、ここ5年は変わっていません。ご心配頂いている皆さん、「安心して下さい。健康ですよ！」。昨年の人間ドックでは、前から育てている??腎結石が5mmに成長した以外、機能別判定が全てAという過去最高の健康状態で、我が家のオムロン君（体脂肪・体重計）は体内年齢が38歳だと、14歳も若く表示してくれます。
この健康な体の切っ掛けになったのが、5年前、素晴らしき経営を目指す同志ヒトミ（株）の人見社長に勧められた「三河湾チャリティー100km歩け歩け大会」へのチャレンジです。「経営者は、決めたことはやって当然でしょ！」「その体重では無理ですよ！」人見社長の強烈な言葉に刺激され、生活習慣を変え、1年かけてダイエットし、今の体重まで落としました。そして男性2人女性2人の社員と「完歩チーム」を結成。共にチャレンジすることにしました。丁度この頃コーチングの研修を受けていて、「100km歩くことが、自分にとって・完歩チームにとって・他の社員にとって、どんな意味や価値が有るのか？」と、何度も内観し・気付き・腑に落ちた私が創り出したい価値は「感動」でした。
これは弊社のVisionとも繋がります。ワクワクしながら色々な準備をし、100kmウォークに臨みました。

当日は雨。朝の7時頃から約1500人の参加者が順次スタート。我々は完歩を誓い合い、各自のペースで蒲郡や豊橋など三河湾周辺をひたすら歩き続けました。雨は止まず、夜になると疲れはピークに達し心身共に疲労困憊。傘をさしていても靴が濡れ、歩き続けた足には見たことのない大さの水膨れが。その痛みを感じないほど太ももと膝周りの筋肉が痛過ぎて、それを紛らわせる為に私はよく歌を歌って歩いていました。
そんな過酷な状況で、心が折れず何とか頑張れたのは、完歩チームの励まし合いと、全社員から送られてきた熱い応援メールや電話のお陰です。みんな寝てないの？と思うほど多くの社員が一晩中一所懸命に応援してくれ、感動で何度も涙がこみ上げてきました。我々も、「有難う！」「今70km地点通過！」「足が痛すぎる～！」などメーリングで全社員に報告。感動・感謝で全社員に一体感が生まれました。
そして、何度も何度も限界を乗り越え、早い人で翌朝・遅い人で翌昼、完歩チーム５人のうち４人が見事に完歩！悪天候で完歩率が45%と過去最低の中、素晴らしい結果と、ここには書ききれない感動やドラマを創り出すことが出来ました。
また、残念ながら90km地点で足が動かなくなり涙でリタイヤした女性社員は、翌年夫婦で再チャレンジ。見事にリベンジを果たしました！

みなさんも、感動の100kmウォークにチャレンジされませんか？