トライアスロンの魅力

「私、トライアスロンやってるんです。」こう言えば大抵の人は「えーっ！」て驚いてくれる。そして「何を何キロするんですか？」と必ず聞かれる。トライアスロンなんてあまり詳しく知らないけれど、よほど過酷なスポーツと認識しているのかもしれない。知人に誘われてから4年。ますますのめり込んでしまう。

日本で最もポピュラーなのは1.5km泳いで、4kmバイク（自転車）に乗って、最後に10km走るオリンピックコース。私の記録は2時間48分。タイムリミットは殆どの大会で4時間まで。とにかくレース中は素晴らしい時間が待っている。自然の雄大な海や湖を魚と一緒に泳ぎ（ほんとに）、流れる空気を感じながら風と一体になってペダルを踏み、太陽の光を浴びながら大地を踏みしめて走っていく。これほど大自然を感じながら自分と向き合える時間なんて今までにあっただろうか。もうそこには神様さえ降臨してきそうなほど新鮮な気持ちになる。そして沿道に溢れるくらいたくさんの応援者がいて、彼らから貰える優しさとパワーが体中にみなぎる。元気の源ってあるんだと感じる瞬間だ。感謝を全身で感じずにはいられない。私はこの素晴らしく、充実した時間を体験されることをお勧めしたい…のですが、こう言うと「無理！無理！」と拒否されることがほとんどですね。よほど私の説明が下手なのかも知れません。。。

私は44歳の時にトライアスロンを始めました。特に水泳が上手いわけでは無く、マラソンをしていたわけでも無く、ましてや時速30km以上出るバイクになんて乗った事もありません。でも、ちょっと興味あったのでチャレンジして見たら、なんと完走してしまったのです。ある方は70歳から始められ、難なく完走されています。どうやら年齢でも無く、体力の問題でもありません。気持ちの問題じゃないかと。できる・できないではありません。やるか・やらないかです。自然の素晴らしさと雄大さを自分の力で感じることの出来るトライアスロンを是非とも選択肢の一つに加えて下さい。

オリンピックコースを完走すると次はいよいよアイアンマンコースへのデビューです。3.8km泳いで、180kmバイクに乗って、最後に42.195kmのフルマラソンを走ります。私で14時間42分。ゴールの瞬間は5倍の感動が待っていました。まだ1回しか参加していないアイアンマンですが、すでにその魅力に取り憑かれています！こちらの現役最高齢選手はなんと日本人で86歳。昨年のワールドチャンピオンシップも年齢別カテゴリーに参加され、きっちり完走されています。もう一度言います。「やるか・やらないか」です。私は今年もアメリカの大会とメキシコの大会にエントリーしています。今から楽しみです！トレーニングもしっかり「チリも積もればなんとやら」の精神で頑張ります！

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