現在も世界の各地で紛争が起こり、長く円安が続くなど、日本の食と農を取り巻く状況は厳しく「安定的な食の確保」が危ぶまれる状況にもある。しかしながら、このような危機的状況を認識している人は少なく、一人でも多くの人が「自分事」としてとらえながら、今後の最善策を共に考えいくことが本委員会の趣旨である。

したがって引き続き、食の輸出入、食品ロス、食と健康、添加物の是非など、日本の食と農に関する様々なテーマを取り上げ、視察形式の委員会のほか、講演形式の委員会を開催し、講師や参加者間のディスカッションを積極的に行い、議論を重ねることで、委員それぞれの知識や関心を高めることをめざす。決して本年度で完結できる問題ではないが、一歩ずつ着実な取り組み実績を重ねていきたい。そして京都経済同友会メンバーとして何ができるのか、何をすべきなのかという点を模索しつつ、活動を展開していく予定である。